ブルセラ症 – Brucellosis(サマリー)

  1. 病原体の特徴
    • 起炎病原体:ブルセラ属菌(Brucella melitensis)
      偏性好気性短桿菌
  2. 分類と潜伏期間
    • 全身感染
    • 潜伏期:1~6ヶ月
  3. 感染経路
    • 経口(特に非加熱のミルク)
    • 接触感染(経皮感染も)
    • 実験室内感染
  4. 臨床症状
    • 発熱
    • 感冒
    • 発汗
    • 脱力感
    • 体重減少
    • 疲労
    • 頭痛
    • 腹痛
    • 背部痛
    • 食欲不振
    • 関節痛
  5. 検体の種類および採取法
    • 血液培養
    • 脳脊髄液培養
    • 骨髄培養鼻腔ぬぐい
    • 血液採取(二週間の間に二回)
  6. 検体の輸送法
    • 血液,髄液はカルチャーボトルで保温状態で輸送
    • 血清は冷蔵もしくは冷凍で輸送
  7. 微生物学的検査法
    • 塗抹染色(グラム染色)
      • 短桿菌(球菌様にも観察できる)培養
    • 2~3日37℃培養(炭酸ガスが必要な場合もある)で微小集落(1ミリ程度)
    • 血清抗体価検査
      • ホルマリン不活化死菌(動物検査用)
  8. 治療の要点
    • 有効抗菌薬を長期間投与
    • 例:ビブラマイシン(100mg)2錠分26週間
    • 薬剤耐性についてのデータは無い

2009年11月10日 12時58分 改訂