【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.330(2018年1月19日)
コリネバクテリウム・ウルセランス感染症をご存知でしょうか?
本感染症は、Corynebacterium ulceransという細菌に感染することで、ジフテリアと似た症状を示す感染症です。
本感染症は、国内外において、動物(犬、猫、牛等)からヒトが感染した事例が確認されている動物由来感染症です。
本感染症は、動物からの感染が強く疑われる感染症となりますので、
・通常の動物由来感染症と同様に、動物との過剰な触れあいは控え、動物に触ったら必ず手洗いを徹底してください。
・飼育している動物の体調に異状があれば、動物病院を受診してください。
・体に不調を感じたら、早めに医療機関を受診し、動物の飼育または接触状況を伝えてください。
医療機関の皆様におかれましては、これらの点について、注意喚起いただきますようお願いします。
また、本感染症と診断した際には、自治体または厚生労働省まで情報共有いただきますようお願いします。
厚生労働省のホームページでは、Q&Aとして本感染症の感染予防のために注意すべきことなどの情報を提供しており、今般、国立感染症研究所での研究成果を踏まえ、Q&Aを更新しました。ぜひご覧ください。
<厚生労働省:コリネバクテリウム・ウルセランスに関するQ&A>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/corynebacterium_02.html