参照元URL : https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000197632.html
平成30年3月15日 【照会先】 健康局 結核感染症課 課長補佐 野田 博之 (2373) 課長補佐 繁本 憲文 (2926) (代表電話) 03(5253)1111 (直通電話) 03(3595)2257 |
報道関係者各位
「ヒトT細胞白血球ウイルス1型(HTLV−1)」の啓発活動に 体内細胞擬人化TVアニメ「はたらく細胞」を起用
〜擬人化した「ヘルパーT細胞」が『HTLV−1を正しく知ってください。』と呼びかけ〜
厚生労働省は、「ヒトT細胞白血球ウイルス1型」(以下、「HTLV−1」)の認知拡大と理解促進を目的に、TVアニメ「はたらく細胞」(原作:講談社「月刊少年シリウス」で連載中)とコラボレーションを行い、ポスターとリーフレットの配布などを通じた啓発活動を実施します。
「はたらく細胞」コラボレーションポスター イメージ
はたらく細胞 ©清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction
「HTLV−1」は、血液中にあるリンパ球に感染するウイルスです。このウイルスに感染しても、そのほとんどの人が生涯病気を発症しないため、疾患そのものへの関心が持たれにくいという現状があります。また、医療従事者の間でも「HTLV−1」の認知度は低いため、HTLV−1関連疾患である「成人T細胞白血病・リンパ腫(以下、「ATL」)」や、「HTLV−1関連脊髄症(以下、「HAM」)」の診断が遅れてしまうこともあります。
「HTLV−1」の感染者は、全国で約82万人※いると推定されています。さらなる感染者を増やさないためには、若者から中高年までの幅広い層に向けて、このウイルスに関する認知を広め、母子感染の予防などによって、次世代にウイルス感染を伝えない取り組みが必要です。そこで今回、「はたらく細胞」とのコラボレーションを通じた啓発活動を行うこととなりました。
「はたらく細胞」は、累計発行部数150万部突破の体内細胞擬人化漫画で、今年7月にTVアニメ化が決定した作品です。リンパ球の一種であるヘルパーT細胞は、「HTLV−1」に感染することで異常を起こし、「ATL」や「HAM」を発症させると言われているため、今回、擬人化したヘルパーT細胞のキャラクターが、ポスターやリーフレットの中で、『HTLV−1を正しく知ってください。』と呼びかけます。
ポスター(約3,200部)とリーフレット(約13万部)は、全国の自治体・保健所などへ配布します。また、画像は、3月15日から厚生労働省ウェブサイト(次ページ参照)でダウンロードできます。
※ 平成28年 第10回HTLV−1対策推進協議会資料(HTLV-1疫学研究及び検査法の標準化に関する研究)に基づく
啓発コラボレーション企画 概要
ポスター(A2サイズ) 約3,200部
リーフレット(A4サイズ) 約130,000部
配付先:全国の都道府県、保健所設置市、特別区など
■ ポスター・リーフレット ダウンロード先
【厚生労働省 HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)に関する情報】
※ポスターとリーフレットの画像使用について
・ 画像をご使用する際は、下記のクレジット表記でお願いします。
・ 「HTLV−1」の啓発活動以外の用途では、ご使用できません。
・ ポスター・リーフレットの画像を加工・編集してのご使用は、固くお断りします。
クレジット表記: ©清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction
『はたらく細胞』とは
「月刊少年シリウス」(講談社)で好評連載中の清水茜氏による体内細胞擬人化漫画です。コミックスは、累計発行部数150万部を突破し、2018年7月からTVアニメ化が決定しています。
登場人物のひとりである「ヘルパーT細胞」は、細胞たちに外敵の侵入を知らせる免疫細胞(リンパ球)を擬人化したメガネ男子の司令官です。
URL: http://hataraku-saibou.com/