◆コンゴ民主共和国でエボラ出血熱が発生しました

【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.359(2018年08月24日)

2018年8月1日(現地時間)、国際保健機関(WHO)及びコンゴ民主共和国(旧ザイール)保健省は、同国北東部の北キブ州において、エボラ出血熱が発生したことを発表しました。8月20日までに59名の死亡例を含む、102例の患者(確定75例、疑い27例)が報告されています。8月8日に高リスク群に対してのワクチン接種が始まり、8月21日までに、1,693名がワクチンの接種を受けました。
WHO事務局長は8月16日、今回のエボラ出血熱の流行を、一国内における緊急事態の最高値であるグレード3の危機と宣言しました。
今回の発生地域では、反政府勢力による非人道的行為が行われており、以前より外務省から退避勧告が出されています。
厚生労働省では、検疫や国内での対応強化のため注意喚起を行っています。発生地域であるコンゴ民主共和国(北キブ州)から帰国された方は、検疫官に申告するようにしてください。

<エボラ出血熱について>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708.html

公開日:2018年08月27日

カテゴリー: 感染症