【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.360(2018年08月31日)
現在、関東地方で風しんの届出数が大幅に増加しています。2018年は8月19日までに184例の届け出があり、そのうち124例は7月23日以降の報告です。現在までで、昨年1年間の届出数の93人を上回っています。患者の多くは30~50代の男性で、特に首都圏に患者が集中しています。
妊娠中の女性が風しんに感染すると、生まれてくる子どもが先天性風しん症候群を発症することがあるため注意が必要です。妊婦への感染を防止するため、特に、妊婦の家族や10代後半から40代の女性のうち、明らかに風しんにかかったことがある、風しんの予防接種を受けたことがある又は風しんに対する抗体が陽性であると確認ができていることを確認できていない方は、まずは風しんの抗体検査を受けましょう。
<風しんの届出数の増加に伴う注意喚起について>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/180814_1.pdf
<風疹 発生動向調査 2018年第33週(’18/08/22現在)>
http://www.niid.go.jp/niid//images/idsc/disease/rubella/2018pdf/rube18-33.pdf