◆コンゴ民主共和国でエボラ出血熱が発生しています

【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.361(2018年09月07日)

2018年8月1日(現地時間)、国際保健機関(WHO)及びコンゴ民主共和国(旧ザイール)保健省は、同国北東部の北キブ州において、エボラ出血熱が発生したことを発表しました。9月3日までに85名の死亡例を含む、124例の患者(確定93例、疑い31例)が報告されています。8月8日には高リスク群に対してのワクチン接種が始まり、9月4日までに、6,134名がワクチンの接種を受けました。
WHO事務局長は8月16日、今回のエボラ出血熱の流行を、緊急事態の最高値であるグレード3の危機と宣言しており、WHOは現地に専門家チームを派遣しています。
今回の発生地域では、反政府勢力による非人道的行為が行われており、以前より外務省から退避勧告が出されています。
厚生労働省では、検疫や国内での対応強化のため注意喚起を行っています。発生地域であるコンゴ民主共和国(北キブ州)から帰国された方は、検疫官に申告するようにしてください。

<エボラ出血熱について>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708.html

公開日:2018年09月10日

カテゴリー: 感染症