【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.375(2018年12月14日)
現在、風しんの届出数が大幅に増加しています。2018年12月2日までに2,454例の届出があり、そのうち2,394例は7月23日以降の報告です。現在までで、2012年の累積報告数(2,386例)を上回っています。患者の多くは、30-50代の男性で、首都圏を中心に報告されています。
妊娠中の女性(特に妊娠20週頃まで)が風しんに感染すると、先天性風しん症候群(CRS)の子どもが生まれてくる可能性があるため、注意が必要です。
10月2日には、厚生労働省は、風しんの発生届出数の増加が続いている5都県(東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県及び愛知県)と日本産婦人科医会、労働部局に対して、協力依頼を発出し、全国の自治体に周知しました。また12月7日には、報告数の状況を踏まえて、大阪府、福岡県に対しても、厚生科学審議会感染症部会でのご議論を踏まえ、協力依頼を発出し、全国の自治体に周知しました。特にこれら7都府県にお住まいで、妊婦、妊娠を希望する女性及び妊婦の同居家族の方は、積極的に抗体検査を受けて下さい。また抗体検査の結果、抗体価が低かった妊娠希望女性及び妊婦の同居家族の方におかれましては、予防接種をご検討ください。
その他の地域にお住まいの妊婦の方も特に風しんが発生している地域では、可能な限り外出を避け、人ごみを避けるなど注意して下さい。
<風しんについて>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/
<風疹 発生動向調査 2018年第48週(’18/12/5現在)>
https://www.niid.go.jp/niid//images/idsc/disease/rubella/2018pdf/rube18-48.pdf
【通知・事務連絡等】
<風しんの届出数の増加が認められる7都府県における風しん対策等について(協力依頼)>(12月7日)
https://www.mhlw.go.jp/content/000450780.pdf
<風しんの届出数の増加に伴う対策について(協力依頼)>(12月7日)
https://www.mhlw.go.jp/content/000450779.pdf
<風しんの届出数の増加が認められる5都県における風しん対策について>(10月2日)
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/181003_1.pdf
<風しんの届出数の増加に伴う対策について>(10月2日)
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/181003_2.pdf
<風しん対策に関する通知発出について>(10月2日)
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/181003_4.pdf
<職域における風しん対策について>(10月2日)
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/181003_5.pdf
【リーフレット】
<体調不良の時はムリしないで>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/poster15.pdf
<妊娠を希望する女性、妊婦とそのご家族へ>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/poster14.pdf
<職場は風しん予防対策をしてますか>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/poster13.pdf