◆伝染性紅斑(りんご病)の報告が増えています

【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.378(2019年01月11日)

伝染性紅斑(りんご病)の報告が増えています。
伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19というウイルスによっておこる感染症であり、10~20日の潜伏期間のあと、両頬に紅い発疹や手足にレース状の発疹がでることがあります。小児にみられることが多く、ほとんどは軽症で自然に治りますが、関節炎がみられたり、妊婦が感染すると、胎児の異常(胎児水腫)や流産になることがあるので注意が必要です。伝染性紅斑の感染経路は咳やくしゃみなどによる飛沫感染や、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染です。伝染性紅斑に対するワクチンがないため、予防には、手洗いや咳エチケットを心がけてください。

<感染症法に基づく医師及び獣医師の届出について>
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-21.html
<伝染性紅斑とは>
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ta/5th-disease.html

公開日:2019年01月15日

カテゴリー: 感染症