参照元URL : https://www.mhlw.go.jp/haishin/u/l?p=0y0vYjP2rhp-TyxBY
健康・医療ワクチンの供給状況について
ワクチンは、ウイルスや細菌などを実際に培養して生産されるため、また、多くの人が接種することから極めて多くの生産本数が必要なため、一般の医薬品に比べて、生産に多くの時間を要します。また、冷蔵で保存しなければならない製品が多く、有効期間が短いことなど、流通にも十分な配慮が必要です。
国は、ワクチンの生産や流通が円滑に行われるよう、関係者への働きかけや調整を行っています。しかし、不測の事態等により、ワクチンの需給のバランスが不安定になった際には、短期間での増産が難しいというワクチンの特性を踏まえ、医療機関、卸売業者をはじめ関係者の方々や、接種を受ける皆さまに、様々なご協力をお願いすることがあります。
このページでは、ワクチンの供給状況や、関係者の皆さまへのお願いに関する情報を掲載します。
ワクチンごとの情報
インフルエンザ
2019/20シーズン向けワクチンは、2019年9月末時点で、2,933万本(2016年度以降最多)の製造が見込まれています。ワクチンを適切に使用すれば、不足は生じないと見込まれます。引き続き適切な供給や発注へのご協力をお願いします。 (2019/10/16更新)
・2019年度インフルエンザHAワクチン製造株の決定について(平成31年4月18日通知)
・2019/20シーズンのインフルエンザワクチンの供給について(予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産流通部会2019/8/7資料)
・季節性インフルエンザワクチンの供給について(令和元年8月13日通知)
・季節性インフルエンザワクチンの供給について(更新情報)(令和元年10月4日事務連絡)
水痘
特別な情報やお願いは出されておりません。 (2019/10/16更新)
日本脳炎
特別な情報やお願いは出されておりません。 (2019/10/16更新)
肺炎球菌(小児)
特別な情報やお願いは出されておりません。 (2019/10/16更新)
肺炎球菌(高齢者)
特別な情報やお願いは出されておりません。 (2019/10/16更新)
麻しん・風しん
第5期接種の実施に当たり、定期接種や任意接種の需要をまかなえるよう、メーカーが増産し、過去の出荷実績の200%を目途に供給することとしており、十分な供給が可能と見込まれます。引き続き適切な供給や発注へのご協力をお願いします。(2019/10/16更新)
・乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチンの流通に係る対応について(協力依頼)(平成31年4月26日通知)
BCG
BCGワクチンは、乳児の定期接種のために製造されており、メーカーが出荷できる量は出生数と同程度で、余剰はありません。
日本ワクチン学会から「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するBCGワクチンの効果に関する見解」、日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会から「最近のBCGワクチンと新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する報道に関連して~乳児へのBCGワクチンの優先接種のお願い~」が公表されています。(2020/4/6更新)
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するBCGワクチンの効果に関する見解(日本ワクチン学会)
・最近のBCGワクチンと新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する報道に関連して~乳児へのBCGワクチンの優先接種のお願い~(日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会)
B型肝炎
2019年11月以降、2社のうち1社の供給が停止しており、効率的に増産を行うため、主として0.5ml(バイアル)製剤のみが供給されています。0.25mLを接種する場合には、可能な限り2回使用していただくようお願いします。
なお、供給が停止している1社は2020年7月末に供給を再開できる見込みとなり、再開されると、0.5mL(バイアル)と0.25mL(シリンジ)の2製剤の利用が可能となります。0.5mL(バイアル)製剤を効率的に活用し、需要に大きな変動がなければ、ワクチンが不足する懸念はないものと考えられます。(2020/4/2更新)
・B型肝炎ワクチンの供給について(予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産流通部会2019/8/7資料)
・組換え沈降B型肝炎ワクチン(酵母由来)の安定供給に係る対応について(協力依頼)(令和元年8月9日通知)
・組換え沈降B型肝炎ワクチン(酵母由来)の安定供給に係る対応について(更新情報)(令和元年12月26日事務連絡)
・組換え沈降B型肝炎ワクチン(酵母由来)「ヘプタバックス-Ⅱ水性懸濁注シリンジ 0.25mL」の供給再開時期について(更新情報)(令和2年4月2日事務連絡)
DPT-IPV
2019年度から、3社のうち1社で製造が停止しますが、他社からの供給により、需要を上回る供給が可能と見込まれます。 (2019/10/16更新)
・DPT-IPV及びB型肝炎ワクチンの供給について(予防接種分科会 研究開発及び生産流通部会2019/4/8資料)
・DPT-IPVワクチンの一部ロット自主回収への対応について(予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・流通部会2019/8/7資料)
・沈降精製百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオ(セービン株)混合ワクチンの自主回収への対応について(令和元年8月2日通知)
・沈降精製百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオ(セービン株)混合ワクチンの自主回収への対応について(補足情報)(令和元年10月4日事務連絡)
Hib
メーカーは、アクトヒブの添付溶剤のシリンジ容器の針に錆が発生した事例について、調査等を行ってきましたが、今般、調査等が完了し、アクトヒブの供給遅延が解消されることとなりました。今後、十分な量のワクチンが供給される見込みです。
しかしながら、現時点において、錆の発生を完全に無くすことはできないことから、医療機関においては、アクトヒブの添付溶剤を使用する際には、引き続き、目視等にて注意深くご確認いただき、錆が発生した添付溶剤の使用を避けていただくようお願いします。(2020/2/25更新)
・乾燥ヘモフィルスb型ワクチン(破傷風トキソイド結合体)(販売名:アクトヒブ)の添付溶剤容器の取扱いについて(留意事項)(令和元年12月26日事務連絡)
・乾燥ヘモフィルスb型ワクチン(破傷風トキソイド結合体)(販売名:アクトヒブ)の一時的な供給遅延に係る対応等について(令和2年1月27日通知)
・乾燥ヘモフィルスb型ワクチン(破傷風トキソイド結合体)(販売名:アクトヒブ)の供給遅延の解消について(令和2年2月25日事務連絡)
HPV
特別な情報やお願いは出されておりません。(2019/10/16更新)