参照元URL : https://www.mhlw.go.jp/haishin/u/l?p=U60tykfKaqqvge7BY
福祉・介護新型コロナウイルス感染症への対応について(高齢者の皆さまへ)
更新情報
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2020年7月2日 「オンライン通いの場」アプリがリリースされました。詳しくは「4 通いの場の再開に向けて」をご覧ください。NEW
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2020年6月4日 通いの場を再開するための留意点をまとめました。
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2020年5月8日 加藤厚生労働大臣からのメッセージ(高齢者のみなさまに健康を維持していただくために)を こちらのページに掲載しました。
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2020年4月28日 全国各地の体操動画やリーフレットをまとめたページを掲載しました。
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2020年4月28日 食べて元気にフレイル予防(高齢者のフレイル予防事業)やスポーツ庁のリンクを掲載しました。
1 新型コロナウイルス感染症について
症状は
発熱や呼吸器症状が1週間前後つづくことが多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える方が多くなっています。
重症化するリスク
罹患しても約8割の方は軽症で経過し、治癒する例も多いことが報告されています。一方、重症度は、季節性インフルエンザと比べて死亡リスクが高いことが報告されています。特に、高齢者や基礎疾患のある方では重症化するリスクが高いことも報告されています。
詳しくは こちら
2 うつらないために、うつさないために
感染の仕方
一般的には飛沫感染、接触感染で感染します。閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話するなどの環境では、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させるリスクがあるとされています。
飛沫感染: 感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。
接触感染: 感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。
まずは手洗い、咳エチケット
風邪や季節性インフルエンザ対策と同様にお一人お一人の手洗い、咳エチケットの実施がとても重要です。感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
〔手洗い〕
ドアノブや電車のつり革などさまざまなものに触れることにより、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに手を洗いましょう。
- 正しい手の洗い方(ポスター) [PDF形式:666KB]
- 身のまわりを清潔にしましょう(ポスター) [PDF形式:260KB]
〔咳エチケット〕
咳エチケットとは、感染症を他者に感染させないために、咳・くしゃみをする際、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖、肘の内側などを使って、口や鼻をおさえることです。咳やくしゃみの飛沫により感染症を他人に感染させないために、咳エチケットをお願いします。
- 咳エチケットで感染拡大防止(ポスター) [PDF形式:1MB]
「3密」を避けてください
集団感染が生じた場の共通点を踏まえると、特に
1.密閉空間(換気の悪い密閉空間である)、
2.密集場所(多くの人が密集している)、
3.密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声が行われる)
という3つの条件が同時に重なる場では、感染を拡大させるリスクが高いと考えられています。
部屋をこまめに換気しましょう。また、換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避けてください。
- 3つの密を避けましょう(ポスター) [PDF形式:1MB]
体調が悪いときは
風邪症状があれば、外出を控えていただき、やむを得ず外出される場合にはマスクを着用していただくよう、お願いします。
3 日々の健康を維持するために
加藤厚生労働大臣からのメッセージは こちらのページから。
新型コロナウイルス感染症に気をつけつつ、健康を維持していくことも重要です。 健康を維持するために今できる工夫など、加藤厚生労働大臣から高齢者のみなさまに向けたメッセージをお伝えします。
運動をしよう
「動かない」(生活が不活発な)状態が続くことにより、心身の機能が低下して「動けなくなる」ことが懸念されます。
また、転倒などを予防するためにも、日頃からの運動が大切です。
- ・人混みを避けて、一人や限られた人数で散歩する。
- ・家の中や庭などでできる運動(ラジオ体操、自治体のオリジナル体操、スクワットなど)を行う。
- ・家事(庭いじりや片付け、立位を保持した調理など)や農作業などで身体を動かす。
- ・座っている時間を減らし、足踏みをするなど身体を動かす
<自宅でできる体操動画>
全国各地の体操動画やリーフレットを こちらのページでまとめて紹介しています。
- ○高知県高知市
- いきいき百歳体操(簡易版)
- ○茨城県(茨城県立健康プラザ)
- シルバーリハビリ体操チャンネル
- ○東京都理学療法士協会
- 理学療法士による自宅でできる効果的な運動ガイド
- ○新潟県理学療法士協会
- 生活不活発病に負けるな!一日ちょっとずつ体操
- ○スポーツ庁
- 新型コロナウイルス感染対策 スポーツ・運動の留意点と、運動事例について
食生活・口腔ケアをしっかりと
低栄養を予防し、免疫力を低下させないために、しっかり栄養をとることやお口の健康を保つことが大切です。
- ・3食欠かさずバランスよく食べて、規則正しい生活を心がける。
- ・毎食後、寝る前に歯磨きをする。
- ・しっかり噛んで食べる、一人で歌の練習をする、早口言葉を言うなど、お口周りの筋肉を保つ。
※フレイル予防のために、外出や共食を促す記載がありますが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に留意して、人との交流や社会参加に取り組みましょう。
人との交流を
孤独を防ぎ、心身の健康を保つために、人との交流や助け合いが大切です。
- ・家族や友人と電話で話す。
- ・家族や友人と手紙やメール、SNS などを活用し交流する。
- ・買い物や移動など困ったときに助けを呼べる相手を考えておく。
お役立ち情報
学会や自治体等が作成している周知啓発資料をまとめました。
こちらも参考に、是非健康維持に取り組んでください。
(各画像をクリックするとPDFもしくはリンク先に移動します。)
<一般社団法人日本老年医学会>
<公益社団法人日本理学療法士協会>
<一般社団法人日本作業療法士協会>
<一般社団法人日本言語聴覚士協会>
<各自治体の取組>
- ○愛知県豊明市
- とよあけ信長体操[PDF:776KB]
- ○奈良県生駒市
- 介護予防教室参加の皆さまへ(自宅でできる取組など)[PDF:835KB]
- ○広島県
- 高齢者の皆さまへ~新型コロナウイルス予防+元気でいるために~[PDF:564KB]
- ○熊本市
- 高齢者・障害者福祉施設における新型コロナウイルス感染拡大防止の留意点に関する動画
<NHK解説委員室>
※学会や自治体の資料については、配布や媒体掲載等にご利用いただけます。利用する際は、資料に掲載されている出典を明記してください。
4 通いの場の再開に向けて
通いの場を開催するための留意点
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に配慮して通いの場を開催するための留意点についてまとめました。
開催の可否や実施方法については、地域における新型コロナウイルス感染症の流行状況を確認し、市町村の保健師や感染症に詳しい専門職と相談しながら判断しましょう。
通いの場を開催するために、
○ 3つの密(密閉、密集、密接)を避ける
○ 人と人との距離の確保
○ マスクの着用
○ 手洗い
が大切です。
運営者・リーダーや参加者向けにリーフレットを作成しましたので、是非ご活用ください。
<運営者・リーダー向けリーフレット>
- 通いの場を開催するための留意点(カラー)[PDF形式:982KB]
- 通いの場を開催するための留意点(白黒)[PDF形式:892KB]
<参加者向けリーフレット>
- 通いの場に参加するための留意点(カラー)[PDF形式:941KB]
- 通いの場に参加するための留意点(白黒)[PDF形式:826KB]
<事務連絡>
「オンライン通いの場」アプリケーション NEW
国立研究開発法人国立長寿医療研究センターから「オンライン通いの場」アプリがリリースされました。
こちらも活用して、是非健康維持に取り組んでください。
<アプリのインストール方法等について>
Google Playで「オンライン通いの場」と検索するか、下記のQRコードを読み取りインストールしてください。
App Storeについては追ってリリースの予定です。
今後、順次機能が追加される予定ですので、適宜お知らせをいたします。
※ Android 8.0以上対応(今後Android 7.0以上まで対応する予定)
5 体調不良のときは
まずは相談
次の症状がある方は下記を目安に「帰国者・接触者相談センター」にご相談ください。
○ 少なくとも以下のいずれかに該当する場合には、すぐに御相談ください。(これらに該当しない場合の相談も可能です。)
☆ 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
☆ 重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
(※)高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
☆ 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
(症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。)
○ 相談は、帰国者・接触者相談センター(地域により名称が異なることがあります。)の他、地域によっては、医師会や診療所等で相談を受け付けている場合もあるので、ご活用ください。
- 各都道府県の帰国者・接触者相談センター
- 相談・受診の目安[PDF形式:155KB]