新型コロナウイルス感染症（変異株）の患者等の発生について

　海外から空港に到着した乗客で、検疫により確認された新型コロナウイルス感染症の患者等について、国立感染症研究所で検査したところ、英国において報告された変異した新型コロナウイルス感染症（変異株）が４例、南アフリカ共和国において報告された変異した新型コロナウイルス感染症（変異株）が１例、ブラジルにおいて報告された変異した新型コロナウイルス感染症（変異株）が１例確認されましたので、公表いたします。
また、新型コロナウイルス感染症の患者等について、国立感染症研究所で検査したところ、英国において報告された変異した新型コロナウイルス感染症（変異株）が８例確認されましたので、公表いたします。
厚生労働省としては、引き続き、各国政府やＷＨＯ、専門家等とも連携しつつ、諸外国の感染状況を注視しながら、機動的な感染拡大防止対策に努めてまいります。
また、報道機関各位におかれましては、ご本人やご家族などが特定されないよう、個人情報保護にご配慮下さい。

参考　感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）の新規変異株について（第6報）（国立感染症研究所）
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/10169-covid19-35.html

【新型コロナウイルス感染症（変異株）の患者等の発生状況】（空港検疫）

No	到着地	到着日	年代	性別	滞在国	症状
1	成田	２月11日	60代	男性	パキスタン	無症状
2	成田	２月11日	50代	男性	パキスタン	無症状
3	成田	２月12日	50代	男性	アラブ首長国連邦	無症状
4	関空	２月12日	20代	男性	パキスタン	無症状
5	羽田	２月13日	40代	男性	ブラジル	無症状
6	関空	２月14日	30代	女性	フィリピン	鼻汁

※No. 1、2、3、4は英国において報告された変異株
※No. 5はブラジルにおいて報告された変異株
※No. 6は南アフリカ共和国において報告された変異株

【新型コロナウイルス感染症（変異株）の患者等の発生状況】（国内）

No	年代	性別	居住地	症状・経過	備考
１	非公表	女性	鹿児島県	２月上旬　陽性判明２月上旬　入院	・海外滞在歴なし・不特定多数との接触なし
２	30代	女性	大阪府	１月中旬　発症１月下旬　療養解除	・海外滞在歴なし・不特定多数との接触なし・2/22公表の患者N0.5と接触あり
３	10歳未満	女性	大阪府	１月中旬　発症１月下旬　療養解除	・海外滞在歴なし・不特定多数との接触なし・No.2の濃厚接触者
４	40代	男性	神奈川県	２月上旬　発症２月上旬　入院	・海外滞在歴なし・不特定多数との接触なし
５	10代	男性	大阪府	１月下旬　発症１月下旬　療養解除	・海外滞在歴なし・不特定多数との接触なし
６	10代	女性	大阪府	１月下旬　発症１月下旬　療養解除	・海外滞在歴なし・不特定多数との接触なし・No.5の濃厚接触者
７	40代	女性	大阪府	１月下旬　発症２月上旬　療養解除	・海外滞在歴なし・不特定多数との接触なし・No.5の濃厚接触者
８	50代	女性	大阪府	１月下旬　発症１月下旬　療養解除	・海外滞在歴なし・不特定多数との接触なし

【参考】新型コロナウイルス感染症（変異株）の患者等の発生について（2月22日公表）
サイト内リンク https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_16914.html

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