【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.435(2021年4月2日)
コンゴ民主共和国の北キブ州の都市ブテンボで新たなエボラ出血熱が発生したと2021年2月7日に同国保健省及び世界保健機関(WHO)より発表されました。ブテンボは、2020年6月に終了した同国10回目のエボラ出血熱のアウトブレイクの震源地の1つです。3月21日時点で、11名の確定例と1名の疑い例が報告されており、死亡者は6名です。直近の21日間で新規確定例の報告がないため、3月22日からアウトブレイク終了までの42日間のカウントダウンに入っています。
ギニア共和国のンゼレコレ県の都市グエケで新たにエボラ出血熱が発生したと2021年2月14日に同国保健省及びWHOより発表されました。2016年にアウトブレイクが終息して以来、同国では初めての報告です。3月21日時点で、14例の確定例と4例の疑い例が報告されており、死亡者は9名です。
いずれの地でも濃厚接触者や医療従事者に対して、ワクチン接種が行われています。
より詳しい情報・最新の情報はWHOアフリカ地域事務局の週報をご覧ください。
https://www.afro.who.int/health-topics/disease-outbreaks/outbreaks-and-other-emergencies-updates