【疫学情報】 地域における感染症疫学調査に対する実地疫学専門家養成コース(FETP)協力報告埼玉県入間郡の医療施設における多剤耐性緑膿菌(MDRP)感染症集団発生事例派遣依頼元:埼玉県保健医療部,調査日程:平成18年9月5日より,調査場所:埼玉県入間郡 

国立感染症研究所・国立保健医療科学院は協働で実地疫学専門家の養成(実地疫学専門家養成コース(FETP))を行っています。

地域の感染症集団発生等に際して、地方自治体等はFETPに対して実地疫学調査協力依頼を行う事ができます。(感染症危機管理人材養成事業における実地疫学調査協力に関する実施要領(平成12年2月17日発))

この事例報告は、地方自治体からFETPに派遣協力依頼のあった事例報告を掲載する者です。

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事件の概要:
平成18年春に「埼玉県入間郡の医療施設(病床1000以上)において過去数年間に数百例の多剤耐性緑膿菌(MDRP)感染症例が存在」とメディア報道があり、当該医療施設の調査により「2004年および2005年の2年間に100例以上の入院患者からMDRPが検出され、うち6例が死亡」と確認された。さらに、数年間にさかのぼってMDRP感染症例が発生し続けていた可能性も考えて、全体像を把握のため更なる調査が継続された。

FETP協力事項:
事例の全体像の把握
感染源・感染経路の特定
行政対応についての提言

公開日:2006年11月15日

カテゴリー: 感染症