エチオピア保健省は2006年9月28日現在、同国で死者219名を含む総数22,101名(致死率1.0%)の急性水様性下痢症候群の患者の報告をした。9州のうち5州(Amhara, Oromiya, Somali, Southern Nations, Nationalities, and People's Region (SNNPR), and Tigray) と首都Addis Ababaで流行しており、そのうち79%はOromiya州で発生している。そのうち数箇所ではコレラ菌O1稲葉型が検出されている。洪水が9州のうち7州で起きており、多くの人々は避難を余儀なくされている。最も洪水の被害の大きいAmhara州では致死率が10%に及んでいる。保健省はWHO、ユニセフ、NGOなどと協力して感染予防、制御、今後の予防計画などを進めている。
記事提供者:関西空港検疫所