ベトナム保健省によると2名の鳥インフルエンザ患者(H5N1)が確認された。ベトナムでは2005年11月以来の患者である。1人目はVinh Phuc県の29歳の男性で5月10日に発症し15日に入院、6月11日に退院した。この男性は発症する数日前に結婚式にそなえて食用として鳥を処理していた。2人目はThai Nguyen県の19歳の男性で5月20日に発症し、食肉処理場で鳥との接触があったという。この男性は25日に入院、容体は安定している。今のところこの2人の患者間で疫学的に関連があった、あるいは濃厚な接触があったという確証はない。ベトナムでは5~6月に家禽類で大規模な高病原性鳥インフルエンザの流行があり、今回の2名の患者の発症時期と一致している。
情報提供:WHO