【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.439(2021年5月28日)
ギニア共和国のンゼレコレ県の都市グエケで新たにエボラ出血熱が発生したと2021年2月14日に同国保健省及びWHOより発表されました。2016年に流行が終息して以来、同国では初めての報告です。5月23日時点で、16例の確定例と7例の疑い例が報告されており、死亡者は12名です。5月8日に流行終息宣言に向けた42日間のカウントダウンが開始されました。順調にいけば6月19日に終息宣言を迎えることとなっており、同県や周辺での監視体制の強化が進められています。また引き続き濃厚接触者や医療従事者に対する、活発なワクチン接種キャンペーンが行われています。
より詳しい情報は下記のWHOアフリカ地域事務局の週報や、欧州疾病予防管理センター(ECDC)の週報等をご覧ください。
【出典】
https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/341457/OEW21-1723052021.pdf (WHOアフリカ地域事務局 2021/5/23)
https://www.ecdc.europa.eu/sites/default/files/documents/Communicable-disease-threats-report-22-may-2021.pdf
(欧州疾病予防管理センター週報 2021/5/22)