平成19年7月26日15時30分現在
新潟県中越沖地震の被害状況及び対応について(第14報)
厚 生 労 働 省
2 厚生労働省関係の災害情報及び対応状況
(1)災害救助法関係
[1]災害救助法の適用(7/25 17:00現在) -都道府県知事が決定する。
新潟県三条市[ニイガタケンサンジョウシ](法適用日7月16日)、新潟県十日町市[ニイガタケントオカマチシ](法適用日7月16日)、新潟県燕市[ニイガタケンツバメシ](法適用日7月16日)、新潟県南魚沼市[ニイガタケンミナミウオヌマシ](法適用日7月16日)
(2)医療活動関係
・7月26日(木) 10時00分 新潟県からの要請を受け、労働者健康福祉機構燕労災病院医療救護班を柏崎市救護所に派遣
(医師1人、看護師2人、薬剤師1人、事務職2人、運転手1人:救急車)
・済生会新潟第二病院、三条病院、山形済生病院、福井県済生会病院から、医療班を派遣(柏崎市「元気館」)
(3)こころのケア対策
・新潟県のこころのケア対策に国立病院機構さいがた病院より精神保健福祉士を派遣(7/21)
(6)厚生労働省関係施設
○水道施設関係(7/26 9:00現在)
[1]被害状況・新潟県において断水被害を確認 柏崎市 断水戸数 39,245戸 (現在断水戸数 14,919戸)・総断水戸数 58,961戸(現在断水戸数 16,231戸)
[2]復旧状況
柏崎市・・・石黒地区は復旧済み。柏崎地区・西山地区は一部復旧済み。高速道路から北側(海側)で鯖石川(さばいしがわ)から西側の地域については7月25日までに概ね給水を再開。それ以外の地域では7月末を目標。
[3]応急給水・施設復旧への対応
柏崎市の水道施設の復旧支援を強化するため、(社)日本水道協会と連携して中部及び関東地方支部の水道事業者による復旧応援隊640名を派遣(7/26 9:00現在)
刈羽村の水道施設の復旧支援を強化するため、東京都水道局による復旧応援隊26名を派遣(7/26 9:00現在)
(7)被災者等の健康に対する対応
○妊産婦、乳幼児等への対応
・関係団体宛に、被災地における妊産婦、乳幼児等に対する専門的・長期的な支援に関して、被 災地への人員の派遣や協力等について協力依頼(7/24)
・妊産婦、乳幼児等への避難所等における継続的な支援について新潟県及び長野県へ通知(7/24)
・母子健康手帳の交付及び妊産婦、乳幼児に対する健康診査等の各種母子保健サービスの取り 扱いについて、被災者から申し出があった場合、住民票の異動の有無にかかわらず、避難先である自治体において被災者の罹災状況等を勘案し、適切にサービスが受けられるように配慮する旨、各都道府県等に通知(7/24)
○保健師の派遣調整
・健康局総務課保健指導室より職員(保健師)1名を現地へ派遣(7/17~7/25)
・7月25日までに、県内10チーム、県外50チームで計124名の保健師が派遣。
兵庫県を追加
○エコノミークラス症候群
・国立病院機構新潟病院、新潟大学及びエコノミークラス症候群支援会の三者が中心となり、避難所等を巡回し、エコノミークラス症候群に関する啓発・予防活動を行い、要治療者がいた場合は、新潟病院の外来にて診療を実施(7/18)
○避難所における健康相談の実施
・国立病院機構新潟病院等から健康相談チーム(看護師、児童指導員、臨床検査技師等)を避難所に派遣(7/20~)
(8)労働・雇用関係における対応
・柏崎特別労働相談窓口の設置(柏崎地方合同庁舎4階 7/28、29開設予定)
・臨時労働相談窓口の設置(柏崎パートバンク 7/28、8/4開設予定)
(10)物資調達関係
・日本赤十字社は、「緊急セット」2,914セットを供給(~7/24)。「ブルーシート」1,000枚を供給(新潟県を通じて配分 ~7/24)。
(14)日本赤十字社の活動状況(7/26 10:00現在)
○救護班の活動 ・派遣要員数 418名(延べ人数)
○傷病者の受け入れ ・長岡赤十字病院 85名
○赤十字防災ボランティアの活動状況 ・活動延べ人数 179名
ほか、詳細は下記のURLをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/07/h0726-2.html
連絡先:社会・援護局総務課 災害救助・救援対策室