【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】PCB入りコンデンサーの河川流出事故(鳥取県)

〔作成者〕鳥取県鳥取保健所
〔発生年月日〕2006/2/18
〔概要〕平成18年2月18日、採石場で土砂崩落が発生し、この崩落に伴って場内の電気室に保管されていたPCB入りコンデンサー(2基)が土砂とともに河川に落下した。コンデンサーは引き上げられたが破損しており、8~10リットルのPCBが流出した。2月23日に事故対策会議を立ち上げ、関係機関で協議しながらバキュームカーによる川底の汚染土砂の回収作業が行われた(3月10日から4月6日まで)。回収した汚染土砂は水処理した後、脱水し、ドラム缶に詰めてPCB汚染物として特別管理産業廃棄物として保管するよう業者を指導した。土砂の回収範囲はコンデンサー落下地点から下流約500mの地域で、PCBによる水道水源、飲用水への影響及び生態系への影響はなかった。
〔原因/端緒〕土砂崩落によるPCB入りコンデンサーの河川落下