【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】都城市・北諸県郡地域でのはしか集団発生(宮崎県)

〔作成者〕宮崎県都城保健所
〔発生年月日〕2002/11/1
〔概要〕宮崎県では2002年から2003年にかけて地域的な麻疹の流行がみられた。2002年11月以来都城市とその周辺地域を中心とした麻疹流行が発生、2003年2月には都城市の高校などで集団発生した。2003年3~7月に麻疹患者の全体像を把握するために麻疹患者(395人)を報告した医療機関(42か所の病院または診療所)に対し、症例の患者属性・接種歴・臨床情報・ウイルス学的検査・感染経路についてアンケートを用いた情報収集が行われた。395人中381人(96.5%)の症例情報が得られ男性172人女性209人であった。242人(63.5%)が麻疹ワクチン未接種者、87人(22.8%)が接種者、残り52人(13.6%)が不明であった。84人(22.7%)が入院加療を要したが脳炎を合併した人や死亡者はいなかった。
〔原因/端緒〕麻疹
〔患者/死者/負傷者〕患者395名

公開日:2007年08月20日

カテゴリー: 感染症