〔作成者〕広島市保健所
〔発生年月日〕2002/8/19
〔概要〕病院の入院患者及び介護老人保健施設の入所者・従事者が下痢発熱等の食中毒症状を呈し、検便からサルモネラ菌を検出したと病院から連絡があった。発症者はいずれも当病院内の給食調理場で調理された「インゲンのピーナッツ和え」などを喫食していた。この検食と患者からサルモネラ菌が検出され、食中毒と判断した。調理器具は使用直前にアルコール噴霧がされていたが用途別の使い分けはされていなかった。調理器具の洗浄消毒の不徹底により二次汚染し、さらに調理後の常温保管により菌が増殖したものと推定された。
〔原因/端緒〕サルモネラ・エンテリティディス(病院給食のインゲンのピーナッツ和え)
〔患者/死者/負傷者〕喫食者294名 うち発症者67名
〔症状/被害状況〕下痢 発熱 腹痛 頭痛