〔作成者〕熊本市保健所
〔発生年月日〕2004/9/1
〔概要〕平成16年9月1日、熊本市内の医師から「8月27日から下痢を訴える保育園児15名ほどを診察し、その中の2名の検便からサルモネラを検出した」と届出があった。調査したところ、患者はいずれも熊本市内の同じ保育園に通っており、共通食は当園の給食のみであった。患者の検便の結果、サルモネラ・エンテリティディスが検出されたことから早期にこの菌による食中毒と断定。調理済みの食品からは何も検出されなかったが、8月24日のちぎり揚げに使用したすり身といんげん、拌三絲に使用したキャベツときゅうりからも患者便と同じサルモネラ・エンテリティディスが検出されたことから、これらが原因食品と考えられた。
〔原因/端緒〕サルモネラ・エンテリティディス(保育所の給食のちぎり揚げ及び拌三絲(はんさんすう:春雨の和え物))
〔患者/死者/負傷者〕喫食者150名 うち発症者83名
〔症状/被害状況〕下痢、発熱、腹痛、嘔吐、嘔気、頭痛