〔作成者〕滋賀県東近江保健所
〔発生年月日〕2006/05/26
〔原因/端緒〕結核
〔患者/死者/負傷者〕本事例の患者1名のみ
〔症状/被害状況〕 23歳男性。平成17年2月末にインフルエンザに罹患し発熱・咳が持続しA病院入院。抗生剤による点滴で解熱せず咳も持続。胸部XP・CTにて空洞陰影あり喀痰検査施行。塗沫1号、TB-PCR(+)にてB病院へ転院。4剤による標準治療開始となる。転院後の3連日痰は1回のみ塗沫2号。培養(+)。6月始めに退院し9月末で治療終了。本人の訴えでは、確実に内服。しかし平成18年5月末に発熱・咳認め、B病院受診。喀痰塗沫6号で再発判明し入院。SM完全、INH・EB不完全耐性と判明。8月中旬に退院。再発入院時よりINH・REP・PZA・LVFXにて9ヶ月治療。平成19年2月に治療終了。現在の所再発なし。再発後の入院時も退院後も毎日DOTS実施。確実に内服できていた。