〔作成者〕川越市保健所
〔発生年月日〕2007/01/07
〔概要〕川越市保健所の管内飲食店から「食中毒症状を呈した。」との通報があった。当保健所で調査した結果、当該施設を利用した複数グループから発症者が確認された。患者の共通食が当該施設の食事に限定されていること、三日間に渡り患者が発生したこと及び調理従事者の数名が患者と同様の症状を数日前から呈しており、患者便、調理従事者便から同じ遺伝子型のノロウイルスが検出されたことから、食中毒と判断し、調理従事者から食品が二次的に汚染され、食中毒の発生となったと推定された。また、患者の喫食状況の調査に基づき検定を実施したが、原因食品を断定するには至らなかった。
〔原因/端緒〕ノロウイルス
〔患者/死者/負傷者〕喫食者数126名 うち発症者73名
〔症状/被害状況〕下痢、嘔吐、発熱等