【政府情報】 国内における死亡白鳥等からの鳥インフルエンザの検出について(その後、環境省が実施した調査で、周辺の野鳥に感染が拡大している兆候はみられませんでした) 2008/07/08

鳥インフルエンザに関する情報(関連情報)

1 高病原性鳥インフルエンザに関する情報
国内における死亡白鳥等からの鳥インフルエンザの検出について

平成20年4月~5月、十和田湖周辺、北海道野付半島、サロマ湖周辺で発見された衰弱又は死亡した白鳥数羽からH5N1亜型鳥インフルエンザウイルスが検出されました。その後、環境省が実施した調査で、周辺の野鳥に感染が拡大している兆候はみられませんでした。

鳥インフルエンザウイルスは、カモやアヒルなどの水禽類が保有しているとされるウイルスで、そのウイルスの亜型の1つであるH5N1亜型のウイルスは、鶏などが感染すると高い病原性を示すことが知られています。人はこのウイルスに感染しにくいと言われていますが、感染した鳥やそれらの排泄物との接触を介してウイルスに濃厚に暴露されると、まれに感染することがあり、重篤な症状を示すおそれがあります。

○野鳥からの感染防止のため、念のために以下のことに注意してください。
■衰弱又は死亡した野鳥又はその排泄物を見つけた場合は、直接触れないこと。もしも触れた場合には、速やかに手洗いやうがいをすること。
■特に、子供は興味から野鳥に近づくおそれがありますので注意してください。

世界における鳥インフルエンザ(H5N1)の発生状況(PDF:115KB)
 ※最新の発生情報についてWHOのホームページをご覧下さい。
(リンク先http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/

鳥に 近づくな さわるな!
流行地域等に出かけるときは注意して下さい。
・鳥インフルエンザの流行地域では、ごくまれに鳥から人へ感染することが報告されています。
・鳥インフルエンザの流行地域では、不用意に鳥類に近寄ったり触れたりしないようにしましょう。
・帰国時、発熱や咳が見られる場合には、検疫所の健康相談室に申し出てください。

渡航者向け情報 全体版(PDF:2,721KB))
国立感染症研究所感染症情報センター
2 国民の皆様へ(鳥インフルエンザについて)
詳細
3 鳥インフルエンザに関する厚生労働省の取組状況
詳細
4 国内の家きんにおける発生に関する情報
京都の鳥インフルエンザの抗体検査の結果について
京都府における高病原性鳥インフルエンザの抗体価調査の結果について
茨城県及び埼玉県の鳥インフルエンザの抗体検査の結果について
農林水産省HPへのリンク
5 関連通知
詳細6月19日

(照会先)
厚生労働省健康局結核感染症課(2387)、(2376)

公開日:2008年07月09日

カテゴリー: 感染症