〔作成者〕京都府南丹保健所
〔発生年月日〕2007/8/8
〔概要〕本件は、調理従事者の手に付着していた黄色ブドウ球菌がおにぎりに付着し、配達から喫食まで事業所内に長時間室温放置されたことにより発生した。喫食者、製造者ともに食品の不適切な保管の危険性を認識していなかったため、製造者による早期の喫食についての注意喚起ができていなかったことが悔やまれる事例である。
〔原因/端緒〕おにぎりを発注した事業所の管理者から、保健所へ複数の職員に健康被害発生の通報により覚知。
〔患者/死者/負傷者〕喫食者30名中14名が体調不良。
〔症状/被害状況〕深夜におにぎりを喫食し、未明から下痢、嘔吐を発症