【海外情報】 【海外感染症情報】ウガンダ マールブルクウイルス 2008/7/10

WHOに、オランダ政府から、マールブルク出血熱症例に関しての通報があった。確定診断は、ハンブルクの研究所においてなされた。40歳のオランダ人女性は2008年6月5日から28日まで、ウガンダを旅行し、6月19日に、Queen Elisabeth公園近くのpython洞窟を訪れ、コウモリに暴露したようである。

この洞窟には、マールブルク病ウイルスの宿主であるコウモリがいると考えられている。女性は6月28日オランダに帰国、7月2日に発症、5日に入院、現在も危篤状態である。7月2日以降この女性と濃厚接触した者に対し接触調査と体温測定が開始された。更なる疫学調査が必要とされるが、オランダ政府当局は洞窟に行かないよう警告している。

WHOはウガンダ保健省に情報提供し、住民と旅行者にコウモリの生息している洞窟に立ち入らないよう推奨している。

情報提供:WHO

公開日:2008年08月11日

カテゴリー: 感染症