個人輸入した無承認無許可医薬品による健康被害(疑い)の発生-埼玉県

参照元URL : https://www.pref.saitama.lg.jp/a0707/news/page/news2021072801.html

県政ニュース

個人輸入した無承認無許可医薬品による健康被害(疑い)の発生

部局名:保健医療部
課所名:薬務課
担当名:販売指導担当
担当者名:中山、石井

内線電話番号:3622
直通電話番号:048-830-3622
Email:a3620-14@pref.saitama.lg.jp

シンガポールから個人輸入した「Penisole」と称される無承認無許可医薬品を摂取した県民が鉛中毒と診断されたとの連絡が、令和3年6月29日(火曜日)に医療機関から県保健所にありました。

当該製品を埼玉県衛生研究所で検査した結果、多量の鉛が検出されました。

この製品を服用すると健康被害が起こるおそれがあるため、服用している方は直ちに服用を中止し、健康被害が疑われる場合には速やかに医療機関で受診するとともに、最寄りの保健所にご連絡ください。

県民の皆様は、購入や服用をしないよう注意してください。

1服用による健康被害が疑われる製品の概要

名称:Penisole(ペニソール)

形状:カプセル

服用量:医師の指示のとおり

※製品外包に英語で記載されているもの。購入サイトには、「推奨されている服用方法は、1日2回食後に1回1カプセルを服用します。」と記載されている。

製品に表示されている医薬品成分:

・Withania Somnifera(和名:アシュワガンダ)

・Hyoscyamus niger(和名:ヒヨス)

製品から検出された鉛の量:12 mg/カプセル

 

任意提供された当該製品を県保健所が調査したところ、通常、医薬品として使用される成分を含有している表示があったため、国内で未承認の医薬品であることを確認しました。

2健康被害の状況

健康被害を申し出た県民は、令和元年の夏頃から当該製品の服用を開始し、令和3年2月に健康診断において貧血と診断されました。

その後、腹痛、手の震え、吐き気、頭痛等が始まったため医療機関を受診したところ、鉛中毒と診断されたため、当該製品の服用を中止するとともに治療を行い、現在のところ体調は回復しています。

3検査機関等

埼玉県衛生研究所

検査結果確定日:令和3年7月12日

4個人輸入した製品(残品)

外包1 外包2

表示 包装

包装表示 カプセル

 

5県の対応

・薬務課ホームページに当該品名等を掲載し周知するとともに、購入や使用の中止などの注意喚起をします。

・購入先のサイトは、運営者が海外事業者によるものであるため、厚生労働省へ通報しました。

報道発表資料(ダウンロードファイル)

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