平成20年10月29日
米国産牛肉(胸腺)の混載事例について
1.10月27日夜、動物検疫所大阪出張所が大阪港に到着した牛肉の現物検査を実施したところ、米国農務省発行の衛生証明書に記載がない牛肉(胸腺)が含まれていることを確認しました。
なお、胸腺は特定危険部位(SRM)ではありません。
(注)貨物の概要
(1)出荷施設:スイフト社グランドアイランド工場(ネブラスカ州)
Est(施設番号):969G
(2)発注したもの(衛生証明書に記載のあるもの)
・品目:冷凍牛肉(タン、ばら肉、牛すじ等)
・数重量:1033箱(19トン)
(3)輸入者:TMCコーポレーション(東京都港区)
2.動物検疫所においては、当該出荷施設について、輸入検疫証明書の発給を一時保留するとともに、念のため全箱を開梱し、現物検査を行ったところ、胸腺が9箱発見され、その他の貨物には問題は確認されませんでした。
3.また、同日、在京米国大使館を通じて、米国農務省に対して、胸腺が20か月齢以下の牛由来であるかの事実確認を要請したところ、本日、20か月齢以下の牛由来であるとの確認が出来なかったとの回答があったことから、当該施設について引き続き輸入手続を保留するとともに、米国農務省に対し、詳細な調査を要請したところです。
4.厚生労働省及び農林水産省では、米国政府による詳細な調査結果の報告を待って適切に対応することとしています。
(問い合わせ先)
連絡先:厚生労働省医薬食品局
食品安全部監視安全課
代表:03-5253-1111(内線2476)
直通:03-3595-2337
担当:田中
連絡先:農林水産省消費・安全局
動物衛生課
代表:03-3502-8111(内線4581)
直通:03-3502-5994
担当:川本
当資料の農林水産省ホームページ掲載先
URL:http://www.maff.go.jp/j/press/