「心理的負荷による精神障害等に係る業務上外の判断指針」の一部改正について
~職場における心理的負荷評価表に新たな出来事の追加等の見直しを行う~
1 精神障害等に係る労災認定については、「心理的負荷による精神障害等に係る業務上外の判断指針」(平成11年9月14日付け基発第544号。以下「判断指針」という。)に基づき、判断指針別表1「職場における心理的負荷評価表」(以下「評価表」という。)により、業務による心理的負荷の強度等について評価し、業務上外の判断を行ってきたところであるが、判断指針策定以降、労働環境の急激な変化等により、業務の集中化による心理的負荷、職場でのひどいいじめによる心理的負荷など、新たな心理的負荷が生ずる出来事が認識され、評価表における具体的出来事への当てはめが困難な事案が少なからず見受けられる。
2 このような状況を踏まえ、「職場における心理的負荷評価表の見直し等に関する検討会」を設け、評価表に係る具体的出来事の追加又は修正等を検討課題とし、主として、ストレス評価に関する委託研究結果を基に精神医学的見地からの検討が行われ、先日、その検討結果が取りまとめられた。
3 厚生労働省では、この検討結果を踏まえて判断指針の評価表等を改正し、本日4月6日付けで厚生労働省労働基準局長から都道府県労働局長あて通達したところである。
4 判断指針の主な改正内容等は別添(PDF:201KB) のとおりである。
※参考「職場における心理的負荷評価表の見直し等に関する検討会報告書」
(全体版(PDF:664KB))
詳細については、下記のページをご覧下さい。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/04/h0406-2.html
(参照先)
労働基準局労災補償部補償課
職業病認定対策室