参照元URL : https://www.mhlw.go.jp/haishin/u/l?p=k2hGs4AO3Ct7BpgBY
【照会先】
厚生労働省
医薬・生活衛生局検疫所業務課
検疫所業務企画調整官 川崎 信一
課長補佐 田島 章太郎
健康局 結核感染症課
感染症情報管理室長 梅田 浩史
班長 川越 匡洋
係長 山田 大悟
報道関係者各位
新型コロナウイルス感染症(変異株)の患者等の発生について
海外から到着した者で、検疫により確認された新型コロナウイルス感染症の患者等について、国立感染症研究所で検査したところB.1.617.2系統の変異株(デルタ株)※が19例確認されました。
厚生労働省としては、引き続き、各国政府やWHO、専門家等とも連携しつつ、諸外国の感染状況を注視しながら、機動的な感染拡大防止対策に努めてまいります。
報道機関各位におかれましては、ご本人やご家族などが特定されないよう、個人情報保護にご配慮下さい。
※ PANGO系統は、新型コロナウイルスに関して用いられる国際的な系統分類命名法であり、変異株の呼称として広く用いられています。括弧内の変異株名は、WHOの呼称です。
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第13報)(国立感染症研究所)を参照ください。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/10623-covid19-57.html
検疫により確認された新型コロナウイルス感染症(変異株)累計について、厚生労働省ホームページ「 国内の発生状況など 参考資料 変異株に関する参考資料」を参照ください。
【新型コロナウイルス感染症(変異株)の患者等の発生状況】
No. | 到着地 | 到着日 | 年代 | 性別 | 滞在国 | 症状 | WHOの呼称(※) | PANGO系統(※) |
1 | 関空 | 10月11日 | 40代 | 男性 | ブラジル | 無症状 | デルタ株 | AY.34 |
2 | 羽田 | 10月13日 | 30代 | 女性 | アメリカ合衆国 | 無症状 | デルタ株 | B.1.617.2 |
3 | 羽田 | 10月13日 | 40代 | 男性 | ブラジル | 無症状 | デルタ株 | B.1.617.2 |
4 | 成田 | 10月14日 | 30代 | 男性 | ロシア | 無症状 | デルタ株 | B.1.617.2 |
5 | 成田 | 10月14日 | 30代 | 女性 | ロシア | 発熱 | デルタ株 | B.1.617.2 |
6 | 成田 | 10月14日 | 10代未満 | 男性 | ロシア | 無症状 | デルタ株 | B.1.617.2 |
7 | 成田 | 10月14日 | 10代未満 | 女性 | アメリカ合衆国 | 無症状 | デルタ株 | AY.29 |
8 | 成田 | 10月14日 | 40代 | 男性 | ルーマニア | 無症状 | デルタ株 | B.1.617.2 |
9 | 成田 | 10月14日 | 20代 | 女性 | ギリシャ、トルコ | 無症状 | デルタ株 | B.1.617.2 |
10 | 羽田 | 10月14日 | 30代 | 男性 | アルメニア | 無症状 | デルタ株 | B.1.617.2 |
11 | 成田 | 10月15日 | 30代 | 男性 | アラブ首長国連邦 | 無症状 | デルタ株 | AY.4 |
12 | 中部 | 10月15日 | 10代 | 男性 | フィリピン | 発熱 | デルタ株 | B.1.617.2 |
13 | 関空 | 10月15日 | 50代 | 男性 | パキスタン | 無症状 | デルタ株 | B.1.617.2 |
14 | 関空 | 10月15日 | 40代 | 男性 | ウクライナ | 無症状 | デルタ株 | AY.4 |
15 | 関空 | 10月16日 | 10代未満 | 男性 | ウクライナ | 無症状 | デルタ株 | B.1.617.2 |
16 | 羽田 | 10月17日 | 30代 | 女性 | アメリカ合衆国 | 無症状 | デルタ株 | AY.25 |
17 | 羽田 | 10月17日 | 20代 | 女性 | イギリス | 無症状 | デルタ株 | AY.4 |
18 | 中部 | 10月17日 | 40代 | 男性 | インドネシア | 無症状 | デルタ株 | AY.23 |
19 | 成田 | 10月18日 | 40代 | 女性 | ネパール | 無症状 | デルタ株 | B.1.617.2 |
※WHOの呼称は、公表時点で命名されているものを記載している。
※PANGO系統は、新型コロナウイルスに関して用いられる国際的な系統分類命名法であり、変異株の呼称として広く用いられている。公表時点で最新の分類を基に決定された系統を表記しているが、定期的に更新されていることから、後日分類が変更される可能性がある。
※デルタ株にはB.1.617.2系統と同等の変異を有する系統(AY.1等)が含まれる。