麻薬・覚せい剤等乱用防止のための啓発活動
薬物事犯の現状
平成20年中の薬物事犯の情勢を見ると、検挙人員の大多数(約8割)を占める覚せい剤事犯については、前年に比べて、検挙人員が減少したものの、押収量は増加し、また、大麻事犯については、検挙人員が過去最高を記録するなど高水準で推移しており、依然として憂慮すべき状況にあります。
1.法令別検挙人員(人)
2.主な薬物の押収量(kg) 但し、MDMA等錠剤型合成麻薬は(錠)
<政府における取り組み>
平成20年8月に、内閣総理大臣を本部長とする「薬物乱用対策推進本部」(注:平成20年12月26日に「薬物乱用対策推進会議」(本部長:内閣府特命担当大臣(薬物乱用対策))に改正)が決定した、「第三次薬物乱用防止五か年戦略」等に基づき、関係省庁が緊密な連携を図り、薬物対策に積極的に取り組んでいます。
<厚生労働省における取り組み >
「薬物乱用防止キャラバンカー」の学校等への派遣、各種啓発資材の作成・配布等、関係省庁と緊密な連携の下、「学校・教育の場」、「地域・家庭の場」等における青少年への重点的な啓発活動に取り組んでいます。
(1)全国的な啓発運動の展開
○不正大麻・けし撲滅運動(5月1日~6月30日)
○「ダメ。ゼッタイ。」普及運動(6月20日~7月19日)
○麻薬・覚せい剤乱用防止運動(10月1日~11月30日)
(2)薬物乱用防止キャラバンカー(8台)による学校等での啓発
(3)啓発読本の作成・配布による啓発
(4)若年層での乱用拡大が問題となっているMDMAや大麻等に特化した啓発読本の作成・配布による啓発
(5)違法ドラッグに特化した啓発を街頭ビジョン、トレインチャンネル等により実
<インターネット上で活用できるものは次のとおり>
・間違いだらけの大麻伝説(http://www.tfm.co.jp/japan/oareport/index.html)
・大麻所持・栽培は重大犯罪です
(http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2452.html)
・発見したらすぐ通報!~不正大麻・けし撲滅運動~(http://www.gov-online.go.jp/pr/media/tv/just/movie/20090509.html)
・TKB/大麻・けし撲滅ハンター養成所!(http://www.gov-online.go.jp/useful/flash/contents/200905.html)
詳細については、下記のページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/seisaku/2009/10/03.html
(参照先)
厚生労働省医薬食品局監査指導・麻薬対策課