チョウセンアサガオによる食中毒
〔作成者〕
愛知県衣浦東部保健所
〔発生年月日〕
2009/3/5~2009/3/6
〔概要〕
母親は、家庭菜園で収穫したゴボウを炒めて一切れ食した後、脱力感と眩暈で動けなくなり、救急車にて病院に搬送された。その息子も翌日に母親が調理した当該品を2~3切れ食し、母親を見舞いに行く途中の車の中で意識朦朧となり、ぐったりしているところを通行人に発見され、救急車で搬送された。
〔原因/端緒〕
平成21年3月9日(月)午前9時、愛知県刈谷市のK病院から愛知県衣浦東部保健所に、大府市の家族2名が瞳孔散大、口渇、眩暈、意識混濁等の症状を呈し、入院している旨の通報があった。この情報が衣浦東部保健所より大府市を所管する愛知県知多保健所に通知された。
〔患者/死者/負傷者〕
患者2名、死亡者0名
〔症状/被害状況〕
脱力感、麻痺、口渇、瞳孔散大、発熱、おう吐
〔報道の有無〕
愛知県では、再発防止に向けて、①知らない植物は、食べない②もし誤って食べた場合には、すぐに吐き出し、食べた植物を持って医師の手当てを受ける③家庭菜園等を楽しむ場合には、園芸用の植物と食用の植物を分けて植える、の3項目について、報道機関を通じ県民に広く呼びかけ注意喚起を図った。