【政府情報】 【情報提供】A型肝患者数の増加について(通知)別添:A型肝炎発生届出受理時の検体の確保等について(平成22年4月26日)2010/04/26

○4月26日付け衛生主管部(局)長あて通知

○4月24日付け感染症部局及び食品衛生部局あて情報提供

【情報提供】A型肝患者数の増加について

各都道府県・政令市・特別区
衛生主管部(局) 感染症対策主管課御中

いつも大変お世話になっております。

 国内においては、本年3月からA型肝炎の患者報告数が増加していることについて、先日、情報提供いたしましたが、本日付で、食品担当部局から以下の通り情報提供が行われていますので、念のため、情報提供させていただきます。

今後とも、どうぞ、よろしくお願いいたします。

都道府県、保健所設置市及び特別区食品衛生主管課 食中毒ご担当様

今般、国立感染症研究所感染症情報センターが集計している感染症発生動向調査結果において、本年第10週以降、A型肝炎ウイルス感染患者が例年に比して多く発生(第10週から第14週の累積報告数81例、劇症肝炎2例、うち死亡1例。)しているとの報告がありましたので、情報提供させて頂きます。

なお、これらの事例においては、食品が感染源と確定された事例はありませんが、A型肝炎ウイルスに汚染された水、野菜、果実及び魚貝類なども感染源になり得ることを踏まえ、A型肝炎感染症患者の調査にあたっては、感染症部局と連携した調査を行い、その原因究明にご尽力頂きますようお願い致します。

(感染症発生動向週報)
http://idsc.nih.go.jp/idwr/pdf-j.html

【2010年第14週(第14号)】
4類感染症
E型肝炎1例感染地域:中国_感染源:不明
A型肝炎16例感染地域:広島県4例、新潟県2例、静岡県2例、愛媛県2例、栃木県1例、埼玉県1例、兵庫県1例、福岡県1例、大分県1例、宮崎県1例
累積報告数111例(劇症肝炎3例、うち死亡1例)

*第10週以降、報告数は依然として多い。第10~14週の累積報告数は81例(劇症肝炎2例、うち死亡1例)となり、都道府県別では、福岡県16例、広島県15例、東京都11例の順に多い。81例のうち、感染源として、カキ35例、貝類3例などが推定されている。広域アウトブレイクの可能性もあり、引き続き注意を要する。

【2010年13週号(第13号)】

注目すべき感染症
◆ A型肝炎 2010年第1~13週(2010年4月7日現在)
http://idsc.nih.go.jp/idwr/douko/2010d/13douko.html#chumoku1

(参照先)
厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課
食中毒被害情報管理室