【保健所健康危機管理事例H21】
高校の寮で提供された食事を原因とする腸管病原性大腸菌(O127)食中毒事件について
〔作成者〕
郡山市保健所
〔発生年月日〕
2009/7/11~2009/7/12
〔概要〕
複数の患者を診察した病院の医師から届出を受け調査したところ、患者は53名で全員がA高校に通学、かつ、A高校の寮で生活し、当該寮の調理場で提供された食事を食べており、主症状は下痢、腹痛で共通していたことが分かった。
食中毒と断定した理由は、単一曝露と判断されたこと、共通食は寮の食事のみであること、患者便25検体及び調理従事者便1検体から、共通して「腸管病原性大腸菌(O127)」が分離されたことである。
〔原因/端緒〕
届出者: 複数の患者を診察した病院の医師
病因物質: 腸管病原性大腸菌(O127)
〔患者/死者/負傷者〕
患者数: 53名
〔症状/被害状況〕
主症状: 下痢、腹痛