【保健所健康危機管理事例H21】
新型インフルエンザ
〔作成者〕
長野県佐久保健福祉事務所
〔発生年月日〕
2009/8/18~不明
〔概要〕
同じ宿泊施設で同時期に合宿していた2つの大学生テニスサークル(T大、N大)で発生した新型インフルエンザ集団例である。T大サークル47名は8/16~20、N大サークル70~80名は8/17~23にそれぞれ複数の大学が参加し合同合宿していた。8/18にT大サークルで1名が発症。更に同日3名、8/19に1名が発症した。8/19にはN大サークルで2名が発症し、8/20~22にかけて13名が発症した。2つのサークルは接触はないものの、宿泊施設内では食堂、風呂等は共通である。患者は別室にし、感染予防の徹底をすると共に、できるだけ早く帰宅するよう勧めたが、急なバスの手配等は難しいようであった。感染源は別々である可能性も高いが、合宿等での感染拡大には注意が必要である。
〔原因/端緒〕
新型インフルエンザ(A/H1N1)
端緒:宿泊施設からの相談及び病院からの情報による。
〔患者/死者/負傷者〕
新型インフルエンザ確定2名、疑似18名
(集団事例としては、確定1名、疑似4名及び確定1名、疑似14名)
〔症状/被害状況〕
発熱(38℃以上)20名
咽頭痛 7名
咳 5名