【管内情報】 【保健所健康危機管理事例H21】腸管出血性大腸菌O157食中毒(ペッパーランチ)(長野県松本保健所)

【保健所健康危機管理事例H21】

腸管出血性大腸菌O157食中毒(ペッパーランチ)

〔作成者〕
長野県松本保健所

〔発生年月日〕
2009/8/25~不明

〔概要〕
病院より腸管出血性大腸菌O157感染症患者の受診の届出があり、調査を開始した。患者は飲食店を利用しており、当該施設で結着肉を喫食していた。当該食品は岐阜県内の食肉加工施設で加工され、当該施設の系列飲食店でも使用されていた。複数の系列飲食店において、結着肉を喫食した利用客から、腸管出血性大腸菌O157感染症患者が発生した。患者等から分離された菌株及び当該食肉加工施設にあった食肉から分離された菌株は、同一電気泳動パターンを示した。当該施設では、結着肉が十分な加熱が必要な食品であるとの知識が欠如しており、本事例の原因となったと考えられた。

〔原因/端緒〕
腸管出血性大腸菌O157:H7、VT1+2

〔患者/死者/負傷者〕
患者1名

〔症状/被害状況〕
水様性下痢・血便、腹痛

公開日:2010年06月30日

カテゴリー: 食品安全