【管内情報】 【保健所健康危機管理事例H21】ノロウイルス食中毒(芭瑠酣)(長野県松本保健所)

【保健所健康危機管理事例H21】

ノロウイルス食中毒(芭瑠酣)

〔作成者〕
長野県松本保健所

〔発生年月日〕
2010/1/16~2010/1/20

〔概要〕
当該飲食店を利用したグループで、複数名が胃腸炎症状を呈しているとの情報から調査を開始した。患者の喫食・行動調査の結果、及び調理従事者と患者の検便結果から、当該施設を原因とする食中毒と断定した。その後、別グループからも胃腸炎症状を呈した旨の連絡が入り、調査の結果、このグループについても当該施設を原因とする食中毒であると断定した。ノロウイルスに不顕性感染していた調理従事者は素手で盛り付け等しており、またノロウイルス等による不顕性感染によって食品が汚染されるリスクについて知識が欠如していた。こうしたことから、調理従事者の手指を介して食品を広く汚染し、食中毒が発生したと推察された。

〔原因/端緒〕
ノロウイルス(GⅡ)

〔患者/死者/負傷者〕
患者20名

〔症状/被害状況〕
水様性下痢、腹痛、吐き気、嘔吐、発熱等

公開日:2010年06月30日

カテゴリー: 食品安全