【管内情報】 【保健所健康危機管理事例H22】調剤過誤(新潟市保健所)

【保健所健康危機管理事例H22】

調剤過誤

〔作成者〕
新潟県新潟市保健所

〔発生年月日〕
2010/5/6~2010/5/14

〔概要〕
抗凝血剤服用患者が,下血を起こし入院。
患者が持参した薬を確認したところ,抗凝血剤が医師の指示した量の,10倍が調剤され,服用していたことがわかったため,このことが,下血を誘発したものと判断された。
病院から調剤を行った院外の薬局に確認,調剤過誤であったことを認めた。
調剤薬局側は発覚当日に患者に面接。
今のところ患者からの賠償請求等の訴えはない。

〔原因/端緒〕
調剤薬局から調剤過誤による事故が発生したと,通報があった。

〔患者/死者/負傷者〕
患者1名

〔症状/被害状況〕
下血。
医療機関に入院し,拮抗剤投与。
その後,軽快し退院。

公開日:2010年07月06日

カテゴリー: 医療安全