HTLV-1(ヒトＴ細胞白血病ウイルス）について
１、 ＨＴＬＶ－１（ヒトＴ細胞白血病ウイルス）について
ＨＴＬＶ－１（ヒトＴ細胞白血病ウイルス-1型）は、血液中のＴリンパ球に感染するウイルスです。
感染してもほとんど（約９５％）の方は、生涯発病することはありません（無症候性キャリア）。感染しても、発病しない限り、自覚症状はなく、生活にも全く影響はありません。
しかし、一部の方は、感染してから年月を経過した後に、成人Ｔ細胞白血病（ＡＴＬ）、ＨＴＬＶ－１関連脊髄症（ＨＡＭ）又は、ＨＴＬＶ－１関連ぶどう膜炎（ＨＡＵ）等を発症します。
感染経路として、我が国で最も多いとされているのは、母乳を介した母子感染です。母子感染を予防するため、妊婦に対する健康診査において、ＨＴＬＶ－１抗体検査が実施されています。（HTLV-1感染している可能性が高いという結果が出た場合には、母子感染の可能性を減らすため、出生後の児の栄養方法（人工栄養等）について医師等にご相談ください。）
このページでは、HTLV-1や、成人Ｔ細胞白血病（ＡＴＬ）、ＨＴＬＶ－１関連脊髄症（ＨＡＭ）等について、役立つ情報や、国の対策の動きをまとめています。
詳細については、下記のページをご覧下さい。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/htlv-1.html
（参照先）
厚生労働省健康局結核感染症課