【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.465(2022年6月10日)
欧州や北米を中心に感染が確認されているヒトのサル痘については、令和4年6月4日の世界保健機関(WHO)の発表時点で、世界27か国、計780例の確定例が報告されています。
現在までに確認されている多くの症例は、サル痘の一般的な臨床像を呈しておらず、発熱、倦怠感などの症状が出現する前に、発疹(少数あるいは単発)等の症状を呈することなどが報告されています。
これまで国内においては、ヒトのサル痘の発生事例は報告されていませんが、今般の欧米等における感染事例においては、アフリカ大陸以外の複数の国で、渡航歴のない感染者が報告されているところです。
引き続き、各国政府やWHO専門家等とも連携しつつ、情報収集に努めてまいります。
国立感染症研究所ファクトシート:サル痘
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/408 -monkeypox -intro.html
国立感染症研究所「アフリカ大陸以外の複数国で報告されているサル痘について(第1報)」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/monkeypox-m/2596-cepr/11166-monkeypox-ra-0524.html
国立国際医療研究センター国際感染症センター(DCC)ファクトシート:サル痘
http://dcc-irs.ncgm.go.jp/material/factsheet/
検疫所(FORTH)海外感染症情報
http://www.forth.go.jp/topics/fragment5.html
WHO Monkeypox outbreak 2022
https://www.who.int/emergencies/situations/monkeypox-oubreak-2022
CDC Monkeypox
https://www.cdc.gov/poxvirus/monkeypox/index.html