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「今、何の病気が流行しているか!」の情報提供について(令和4年第23週)
2022年6月15日
発表日
令和4年(2022年)6月15日
概要
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!」(令和4年第23週)を作成しましたのでお知らせします。
報道発表資料
第23週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)感染性胃腸炎 2)突発性発しん 3)流行性角結膜炎でした。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は5.97人と前週(6.16人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
突発性発しんの定点当たり患者報告数は0.57人と前週(0.43人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。
流行性角結膜炎の定点当たり患者報告数は0.44人と前週(0.33人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
今週のトピックス
“気を付けたい感染症~流行性耳下腺炎~”について取り上げました。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、ムンプスウイルスを原因とし、両側又は片側の耳の下の腫れや痛みを特徴とする全身性感染症です。通常は1~2週間で軽快しますが、髄膜炎や難聴などの合併症を伴うことがあるため、任意接種ではありますが、ワクチン接種による予防が推奨されています。
流行性耳下腺炎は、数年毎に流行する傾向があり、直近では平成28年に大きな流行がみられました。近年は新型コロナウイルス感染症の流行により報告数が減少していましたが、川崎市における報告数は令和4年3月下旬から徐々に増加し、令和4年第23週(6月6日~6月12日)は定点当たり0.11人となりました。今後の流行状況に注意が必要です。