◆コンゴ民主共和国で流行していたエボラ出血熱は終息しました

【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.467(2022年7月8日)

 コンゴ民主共和国の赤道州のムバンダカでエボラ出血熱(EVD)の確定例1例が発生したことが、2022年4月23日に同国保健省及び世界保健機関(WHO)より発表されました。ゲノム解析結果により、2018年・2020年の同州での流行とは直接的には疫学的な関連がないことが報告されています。
 2022年7月4日、同国保健省は赤道州の2つの保健区域で発生していたEVDの終息を宣言しました。この宣言は、この地域で最後に確認された患者の埋葬から42日間が経過し、新たな患者の報告がないことを受けたものです。合計4例の確定例と1例の可能性例(5例死亡)が報告されました。
 コンゴ民主共和国では、2021年12月16日に13回目のEVDのアウトブレイクの終息が宣言されましたが、今回で14回目のEVDのアウトブレイクの報告となります。なお、これまでに日本におけるEVDの輸入症例は報告されていません。
 より詳しい情報は下記、WHOアウトブレイク発生情報をご覧ください。

 ・WHO Democratic Republic of Congo. Democratic Republic of Congo declares new Ebola outbreak in Mbandaka 23 April 2022 (2022/04/23)
  https://www.afro.who.int/countries/democratic-republic-of-congo/news/democratic-republic-congo-declares-new-ebola-outbreak-mbandaka
  
 ・WHO Ebola virus disease - Democratic Republic of the Congo.(2022/07/04)
  https://www.who.int/emergencies/disease-outbreak-news/item/2022-DON398

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公開日:2022年07月12日

カテゴリー: 感染症