参照元URL:https://www.city.kawasaki.jp/templates/press/350/0000144487.html
発表日
令和4年(2022年)10月19日
概要
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!(令和4年第41週)」を作成しましたのでお知らせします。
報道発表資料
第41週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)感染性胃腸炎 2)手足口病 3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎でした。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は2.44人と前週(1.89人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。
手足口病の定点当たり患者報告数は1.22人と前週(1.75人)から減少し、例年並みのレベルで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は0.47人と前週(0.44人)から横ばいで、例年より低いレベルで推移しています。
今週のトピックス
“腸管出血性大腸菌感染症に御注意ください!”について取り上げました。
腸管出血性大腸菌感染症は、主に夏季に流行する感染症です。今年は9月に11件と例年より多くの報告があり、第41週(10月10日~10月16日)も2件の報告がありました。
原因となる大腸菌は、牛等の動物の腸管内に常在するため、肉類は汚染されている可能性があります。感染を防ぐためには、よく加熱(中心部の温度75℃で1分間以上)し、生肉や加熱不十分な肉類は食べないことが重要です。また、菌に汚染された生野菜を食べることで感染する場合もありますので、野菜は流水でよく洗って食べましょう。
腸管出血性大腸菌感染症は、汚染された人の手を介して、ヒトからヒトへ感染することもあります。そのため、一般的な感染症の予防と同様に、手洗いも重要です。食品の取扱いや手指衛生を適切に行い、感染を防ぎましょう。