「今、何の病気が流行しているか!」の情報提供について(令和4年第43週)
参照元URL:https://www.city.kawasaki.jp/templates/press/350/0000144963.html
2022年11月2日
発表日
令和4年(2022年)11月2日
概要
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!(令和4年第43週)」を作成しましたのでお知らせします。
報道発表資料
第43週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)感染性胃腸炎 2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3)手足口病でした。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は3.56人と前週(2.61人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は1.08人と前週(1.17人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
手足口病の定点当たり患者報告数は0.72人と前週(1.47人)から減少し、例年並みのレベルで推移しています。
今週のトピックス
“A群溶血性レンサ球菌咽頭炎に注意しましょう!”について取り上げました。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、突然の発熱とともに全身倦怠感や咽頭炎などの症状を引き起こす細菌感染症で、好発年齢は就学前後(4歳~7歳)の小児です。新型コロナウイルス感染症の流行に伴う予防対策の徹底や、休校等の影響により、この2年間の報告数は大きく減少していましたが、令和4年第43週(10月24日~10月30日)の川崎市における報告数は、定点当たり1.08人となりました。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、早期の適切な抗菌薬治療により、リウマチ熱や急性糸球体腎炎等の続発症を防ぐことができます。お子さんに発熱や咽頭痛以外に、苺舌(イチゴのように赤くポツポツした状態)等の症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、処方された薬はしっかり飲み切りましょう。