【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.487(2023年5月12日)
◆赤道ギニア共和国でのマールブルグ病の発生について(続報)
2023年2月13日、赤道ギニア共和国保健省及びWHOアフリカ地域事務所は、同国北東部のKie-Ntem県で、同国初のマールブルグ病患者の確定例を報告したと発表しました。
厚生労働省は、2月14日に、自治体、日本医師会、各検疫所、国土交通省に対し、事務連絡を発出し注意喚起の協力を依頼しました。
また、厚生労働省検疫所は、海外から日本へ帰国・入国される方に対し、ポスターやリーフレット等で注意喚起を行っています。
WHOは3月30日、本件による公衆衛生上のリスクについて、国レベルで非常に高い、準地域レベルで高い、地域レベルで中程度、世界レベルで低いと評価を更新しました。
また、WHOは同国への渡航及び貿易を制限することがないよう勧告しています。
【新しい情報】
5月8日、WHOは、2月13日~5月1日の間に、確定例17例(うち12例死亡、4例回復、1例不明)、可能性例23例(全例死亡)が報告され、最後の確定例の報告は4月20日であることを発表しました。
より詳しい情報は以下のリンクをご覧ください。厚生労働省では本事案について引き続き情報収集を実施し、必要に応じて情報提供を行ってまいります。
・ 赤道ギニア共和国保健省ヘルスアラート(スペイン語)
・ 赤道ギニア共和国保健省Twitter
・ 世界保健機関(WHO)Africa, Equatorial Guinea confirms first-ever Marburg virus disease outbreak(2023/02/13)
・ 厚生労働省検疫所FORTH マールブルグ病 - 赤道ギニア共和国(更新3)(2023/4/22)
・ 厚生労働省検疫所FORTH 赤道ギニア共和国・タンザニア連合共和国でマールブルグ病が発生しています