◆「サル痘」について感染症法上の名称が「エムポックス」に変更されました (2023年5月29日)

【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.488(2023年5月29日)

◆「サル痘」について感染症法上の名称が「エムポックス」に変更されました

 世界各地で感染が確認されているヒトのサル痘については、令和5年5月9日の世界保健機関(WHO)の発表時点で世界111の国・地域で、87,000以上の症例が報告されています。
 日本国内でも令和5年5月26日公表時点で163例の症例が報告されています。5月以降も患者の発生が報告されており、引き続き発生状況には注意が必要です。
 また、「サル痘」の疾患名については、WHOが令和4年11月28日に、これまでの「Monkeypox」に代えて「mpox」という名称の使用を推奨し、今後1年をかけて名称を移行していくと発表しました。
 これをふまえ、厚生労働省においても感染症部会での議論等をふまえ、令和5年5月26日に「エムポックス」に名称を変更しました。
 厚生労働省では、国内の発生動向を注意深く監視しつつ、感染拡大の防止に努めてまいります。
 
サイト内リンク 厚生労働省:エムポックスについて
厚生労働省 事務連絡「エムポックスに関する情報提供及び協力依頼について」(令和4年5月20日付:令和5年5月26日最終改正)
サイト内リンク エムポックス届出基準
国立感染症研究所ファクトシート
国立感染症研究所:複数国で報告されているエムポックスについて(第5報)
国立感染症研究所・国立国際医療研究センター国際感染症センター:エムポックス患者とエムポックス疑い例への感染予防策
サイト内リンク 厚生科学審議会感染症部会資料
国立国際医療研究センター国際感染症センター:サル痘診療指針
WHO 2022 Mpox (Monkeypox) outbreak : Global Trends

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公開日:2023年05月30日

カテゴリー: 感染症