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「今、何の病気が流行しているか!」の情報提供について(令和5年第42週)
2023年10月25日
発表日
令和5年(2023年)10月25日
概要
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!(令和5年第42週)」を作成しましたのでお知らせします。
報道発表資料
第42週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)インフルエンザ 2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3)咽頭結膜熱でした。
インフルエンザの定点当たり患者報告数は24.34人と前週(19.92人)から増加し、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は4.27人と前週(3.59人)から横ばいで、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
咽頭結膜熱の定点当たり患者報告数は2.92人と前週(2.05人)から横ばいで、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
今週のトピックス
“知っていますか?~ヒトパレコウイルスA3型による感染症~”について取り上げました。
ヒトパレコウイルスは軽症の胃腸炎や風邪等の原因となるウイルスで、夏から秋にかけて多く検出されます。ヒトに感染するといわれているA1型からA3型のうち、A3型は生後3か月未満の乳児における敗血症や脳炎の原因となることが知られています。乳児の重症例にみられる特徴的な症状として、哺乳不良、頻脈、網状チアノーゼ(皮膚の色が網目状に悪くなる)や腹部膨満等があります。また、成人においては、同じ型で感冒様症状とともに全身の筋肉痛を呈する流行性筋痛症がみられることもあります。
ヒトパレコウイルスは、家庭内で飛沫や接触により感染することが多いとされていますので、家族に感冒様症状がある場合は、小さいお子さんの体調にも十分注意するようにしましょう。
お問い合わせ先
川崎市 健康福祉局保健医療政策部感染症対策担当
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