食中毒の発生 青梅市内医療機関の給食施設(令和6年3月5日)―東京都

参照元URL:https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/03/05/10.html

報道発表資料 

2024年03月04日

保健医療局

食中毒の発生について
青梅市内医療機関の給食施設で発生した食中毒

探知

令和6年2月22日(木曜日)午後1時55分、青梅市内の医療機関から西多摩保健所に、「職員食堂を利用した病院職員36名がおう吐や下痢の症状を呈している。」旨、連絡があった。

調査結果

西多摩保健所は、直ちに食中毒調査を開始した。

・患者は、2月20日(火曜日)の昼に当該職員食堂を利用した病院職員計46名で、2月21日(水曜日)午後7時00分から同月22日(木曜日)午後1時30分にかけて、おう吐、下痢、発熱等の症状を呈していた。

・患者全員の共通食は、当該医療機関の給食施設が2月20日(火曜日)に調理し、職員食堂で提供された食事以外になかった。

・複数の患者及び調理従事者のふん便からノロウイルスを検出した。

・当該医療機関内でおう吐などの感染症を疑う情報はなかった。

・当該給食施設は、病院職員用の食事と入院患者向けの食事を調理していた。

・入院患者に同様の発症はなかった。

決定

本日、西多摩保健所は、以下の理由により、本件を当該給食施設が2月20日(火曜日)に調理、提供した食事を原因とする、ノロウイルスによる食中毒と断定した。

・患者全員の共通食は、当該給食施設が2月20日(火曜日)に調理、提供した食事以外になかった。

・複数の患者及び調理従事者のふん便からノロウイルスを検出した。

・当該給食施設での食事を起点とした潜伏時間に一峰性が見られ、その長さ及び症状はノロウイルスによるものと一致していた。

・当該医療機関内でおう吐などの感染症を疑う情報はなかった。

・患者を診察した医師から食中毒の届出があった。

措置

当該給食施設は2月29日(木曜日)から食事の提供を自粛しており、都は、本日から3日間の営業等停止(給食の供給停止)の処分を行った。

発症関係
(3月4日午前9時00分現在)
発症日時 2月21日(水曜日)午後7時00分から
2月22日(木曜日)午後1時30分まで
症状 おう吐、下痢、発熱等
※患者の症状は既に回復している。
発症場所 自宅等
患者数 患者数46名
男:14名(28~73歳)、女:32名(39~67歳)
入院患者数 0名
診療医療機関数・受診者数 2か所2名(男0名、女2名)
原因食品 当該給食施設が2月20日(火曜日)に調理、提供した食事
病因物質 ノロウイルス
原因施設 屋号 〇〇〇〇
業種 集団給食(届出)
届出者 〇〇〇〇
理事長 〇〇〇〇
施設所在地 東京都青梅市
届出者住所 東京都青梅市
法人番号 〇〇〇〇
連絡先電話番号 電話 〇〇〇〇

備考

主なメニュー 2月20日(火曜日)の昼食
肉汁うどん、米飯、ごぼうサラダ、オーギョーチ、カレーライス
検査関係
(3月4日午前9時00分現在)
検査実施機関:東京都健康安全研究センター

患者等ふん便:細菌45検体(1検体サルモネラ検出、30検体陰性、14検体検査中)
ノロウイルス45検体(35検体ノロウイルスG1陽性、6検体陰性、4検体検査中)
従事者ふん便:細菌35検体(32検体陰性、3検体検査中)
ノロウイルス35検体(7検体ノロウイルスG1陽性、28検体陰性)
拭き取り検体:細菌6検体(1検体黄色ブドウ球菌検出、5検体陰性)
ノロウイルス14検体(14検体陰性)
食品(検食):細菌6検体(6検体陰性)
ノロウイルス6検体(6検体陰性)

※「G1」の数字の正しい表記はローマ数字です。

参考

東京都における食中毒発生状況(ただし本事件は含まない。)

  発生件数 患者数 死亡者数
本年1月1日~3月3日まで 26件 653名 0名
(昨年同期) (20件) (216名) (0名)
本年3月中(3日まで) 0件 0名 0名
(昨年同期) (3件) (12名) (0名)

※別紙  ノロウイルスについて(PDF:154KB)

問い合わせ先
保健医療局健康安全部食品監視課
電話 03-5320-4405

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