参照元URL:https://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/eiken/kikaku/kikaku/teashikutibyou.html
更新日:2024年7月10日
手足口病の報告数が増加しています
手足口病は、口の中・手・足などに現れる水泡性の発疹を主症状とするウイルス感染症です。乳幼児を中心に、主に夏に流行します。
手足口病の発生状況
茨城県における2024年第26週の手足口病の定点当たり報告数は 5.65 となり、警報レベルである5.00を5年ぶりに超えました。現在、全国的にも増加傾向が続いており、今後県内でさらに感染が拡大する可能性があることから、注意が必要です。
手足口病とは
・病原体
コクサッキーウイルスA16型、A6型、エンテロウイルス71型などが主な原因です。
・感染経路
主な感染経路は、手足口病にかかった人の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことで感染する飛沫感染と、水泡の内容物や便に排出されたウイルスが手などを介し、口などの粘膜に入り感染する経口・接触感染です。
・症状
3~5日の潜伏期間の後、口の粘膜・手のひら・足の甲または裏などに2~3mmの水泡性の発疹が現れます。発熱は約3分の1にみられますが、高熱になることはあまりありません。一般的に軽症で、発疹は3~7日で痂皮(かさぶた)を残さずに消失します。ごくまれに、髄膜炎や脳炎などの合併症がおこることがあるので、注意が必要です。
・予防
手足口病に有効なワクチンはありません。
一般的な感染対策は、手洗いをしっかりすることと、排泄物を適切に処理することです。特におむつを交換する時は、排泄物を適切に処理し、流水とせっけんで十分な手洗いをおこなってください。また、タオルの共用は避けましょう。
手足口病は、症状が消えた後も、比較的長い期間、便の中にウイルスが排泄されることがあるので、日頃からのしっかりとした手洗いが大切です。
関連リンク
国立感染症研究所 手足口病とは
厚生労働省 手足口病に関するQ&A
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