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2024年08月06日
保健医療局
食中毒の発生について
武蔵野市内の弁当店における食中毒
探知
令和6年7月31日(水曜日)午前9時10分、武蔵野市内の弁当店から「7月29日(月曜日)の昼に弁当を購入した会社員から腹痛を呈していると連絡があった。」旨、多摩府中保健所に連絡があった。
同日午後4時45分、当該弁当店が弁当を配達した事業所から「把握しているだけでも職員15名が体調不良を呈している。」旨、同所に連絡があった。
調査結果
多摩府中保健所は、直ちに食中毒調査を開始した。
・患者は、7月29日(月曜日)及び同月30日(火曜日)に当該弁当店が調理し、提供した弁当類を喫食した42名で、7月30日(火曜日)午後2時30分から8月1日(木曜日)午後7時00分にかけて、下痢、おう吐、発熱等の症状を呈していた。
・患者全員に共通する行動はなく、共通食は当該弁当店が調理し、提供した弁当類以外になかった。
・複数の患者及び調理従事者6名のふん便及び拭き取り検体(従業員用トイレ)からノロウイルスを検出した。
決定
本日、多摩府中保健所は、以下の理由により、本件を当該弁当店が7月29日(月曜日)及び同月30日(火曜日)に調理し、提供した弁当類を原因とする、ノロウイルスによる食中毒と断定した。
・患者全員に共通する行動はなく、共通食は当該弁当店が調理し、提供した弁当類以外になかった。
・当該弁当店が調理し、提供した弁当類の喫食を起点とした潜伏時間に一峰性が見られ、その長さ及び症状は、ノロウイルスによるものと一致していた。
・複数の患者及び調理従事者6名のふん便及び拭き取り検体(従業員用トイレ)からノロウイルスを検出した。
・患者を診察した医師から食中毒の届出があった。
措置
当該弁当店は、令和6年8月1日(木曜日)から営業を自粛しており、都は本日から3日間の営業停止の処分を行った。
発症関係 (8月6日午前9時00分現在) |
発症日時 | 7月30日(火曜日)午後2時30分から 8月1日(木曜日)午後7時00分まで |
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症状 | 下痢、おう吐、発熱等 ※患者の症状は、回復傾向にある。 |
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発症場所 | 自宅等 | |
患者数 | 患者数42名 男:22名(6~65歳)、女:20名(7~93歳) |
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入院患者数 | 0名 | |
診療医療機関数・受診者数 | 20か所24名(男14名、女10名) | |
原因食品 | 令和6年7月29日(月曜日)及び同月30日(火曜日)に当該弁当店が調理し、提供した弁当類 | |
病因物質 | ノロウイルス | |
原因施設 | 屋号 | 〇〇〇〇 |
業種 | 飲食店営業、そうざい製造業、その他の食料品製造・加工業 | |
営業者 | 〇〇〇〇 | |
営業所所在地 | 東京都武蔵野市 | |
連絡先電話番号 | 〇〇〇〇 |
備考
主なメニュー | 7月29日(月曜日) 鶏の照り焼きタルタルソース添え、煮物、キャベツとシラスの和え物、サラダ、卵焼き、ごはん、ぶどうゼリー(ゼリーは配達の弁当のみ) 7月30日(火曜日) チキンカツのみぞれがけ、酢の物、サラダ、ごはん、ひじき煮、きんぴらごぼう、オレンジゼリー又はリンゴゼリー(ゼリーは配達の弁当のみ) |
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検査関係 (8月6日 午前9時00分現在) |
検査実施機関:東京都健康安全研究センター |
患者ふん便:細菌37検体(2検体陰性、35検体検査中) ※「G2」の数字の正しい表記はローマ数字です。 |
参考
東京都における食中毒発生状況(ただし本事件は含まない。)
発生件数 | 患者数 | 死亡者数 | |
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本年1月1日~8月5日まで | 78件 | 1,158名 | 0名 |
(昨年同期) | (86件) | (613名) | (0名) |
本年8月中(5日まで) | 0件 | 0名 | 0名 |
(昨年同期) | (0件) | (0名) | (0名) |
問い合わせ先 保健医療局健康安全部食品監視課 電話 03-5320-4405 |